積丹ジン KIBOU 入荷しました

道央の積丹町に作られたジンの蒸留所『Distillery Shakotan Blue』から、待望のファーストプロダクトとなる『火の帆 KIBOU』がリリースされ、当店にも入荷しました。

近年のクラフトウイスキー・ジンの盛り上がりで、北海道では札幌の紅櫻蒸溜所に次ぐクラフトジンの蒸留所が積丹にて稼働を始めましたが、今回は貴重なファーストプロダクトとなるKIBOU(きぼう)を入手する事が出来ました。

こちらの蒸留所の話は昨年の北海道ウイスキーFESにて聞いており、その時から興味があったので今回ファーストプロダクトを試す事ができて、嬉しい限りです。

製法にも特徴があり、多くのジン蒸留所ではボタニストをまとめてベーススピリッツに浸漬したり蒸留時に蒸気をくぐらせたりしますが、積丹スピリッツでは個々のボタニスト毎に蒸留を行い得られたスピリッツをブレンドして味を形成するとの事です。

使用するボタニストも積丹産や北海道産の物を採取し、特に北海道らしいアカエゾマツ、キタコブシ、キタコブシ、エゾヤマモモ、ホップなどが使用されています。


●火の帆 KIBOU

度数:45%

製造:2020年


香りはジン特有の松ヤニ様のフレーバーが北海道らしさを醸し出しています。

味はしっかりとしたジンの中にふわっとオレンジを感じながらスパイシーさが引き締めているので、クラフトにありがちな奇をてらった物ではない正統派の印象です。

ジントニックにすると嫌味の無いスッキリとした出来となりました。

今後どのようなバリエーションが出てくるのか、どういった方向へ進むのか等々、楽しみな蒸留所ですので引き続き追っていこうと思います。