サッポロコーンウイスキー ニューボーン 入荷しました
今今回は道産コーンウイスキープロジェクトにより作られた「サッポロ コーンウイスキー ニューボーン」を入荷しました。
これは地方独立行政法人 北海道立総合研究機構(以下 道総研と記します)主体の官民一体で進められている北海道産コーンを主体としたコーンウイスキー(分類的にはグレーンウイスキー)を作るプロジェクトです。
現在は札幌酒精工業にて蒸溜されたニューメイクを熟成中であり、今回入荷した物は1年間熟成したニューボーンです。
(プロジェクトの詳細は道総研のHPを参照ください→リンク)
マッシュビルを見るとコーンの比率が80%なので、アメリカにおいてもコーンウイスキーとカテゴライズされる物です。(バーボンはコーンの比率が51~79%です)
また、蒸溜で使用するポットスチルはステンレス製なのも面白いですね。
●サッポロコーンウイスキー ニューボーン
・原料マッシュビル:北海道産コーン(80%)、道産大麦麦芽(20%)
・アルコール度数:60%
・熟成:1年
※以下、店主の感想です
香りはウッディで重めです。思ったよりコーンの香りは少なめでした。
味はコーンに焦げ感、ウッディで重さを感じます。奥に少しケミカルや苦味もありました。
加水してもあまり変化ありませんでした。
総評としては、思ったよりコーンのニュアンスよりウッディや苦味があって味の厚みとはまた違う重さがあり、コーンウイスキーとしてはもう少しコーンのニュアンスや爽快感が欲しいところでした。(この重さは発酵後のモロミの素性なのか、ステンレス製スチルの影響なのか気になります)
ウッディやケミカルはもう少し長く熟成させると消える(薄くなる)と思われるので、やはり3年熟成を待ちたいです。
北海道産の珍しいウイスキーの始まりを是非お試しください。
なお、量が少ないためハーフショットでのご提供とさせていただきます。
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