樽詰めウイスキー3品の近況報告です(2023年12月1日現在)
12月になりましたので恒例のミニ樽詰めウイスキー3品の近況をお知らせします。
ラガヴーリンとトマーティンは11月22日に原酒を補充しましたので、アルコール度数が下がり熟成感も若くなりました。
ウルフバーンはアルコール度数が更に上がり味が重くなりましたが、加水する事でバランス良くなり華やかさを楽しめます。
●Classic of Islay (クラシック オブ アイラ)
シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はラガヴーリンと言われています。
当店にて2018年9月27日より約62か月熟成。(2023年11月に原酒補充)
アルコール度数:約63%(12月1日現在実測値)
原酒補充によりアルコール度数は先月より下がりました。
香りは変わらずしっかりとしたアーシーなピーティです。
味はピートが強すぎずバランス良く、ラガヴーリンらしい重さと複雑さが味わえます。
加水するとピートが弱まり複雑さをより一層楽しめます。
原酒補充により熟成感は弱まりましたが隠し味に仕込んだ原酒の影響か複雑さは増した印象です。
●Highland Classic (ハイランド クラシック)
シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はトマーティンです。
当店にて2020年11月10日より約37か月熟成。(2023年11月に原酒補充)
アルコール度数:約62%(12月1日現在実測値)
原酒補充によりアルコール度数は先月より下がりました。
香りはほんのりベリー系を感じます。
味は若干の渋味を感じた後、ベリー系とバニラがバランス良く現れます。
加水すると渋味が消えバランスが良くなり、トマーティンらしい華やかさが現れます。
こちらも原酒補充により熟成感は戻りましたが、バランスの良さは変わっていません。
ただ、今年補充した原酒の影響かシェリー樽感は少し弱くなった印象です。
●WOLFBURN LANGSKIP(ウルフバーン ラングスキップ)
シングルモルトスコッチウイスキーのウルフバーンです。
当店にて2022年12月12日より約12か月熟成。
アルコール度数:約62%(12月1日現在実測値)
アルコール度数は先月より上がりました。
香りは重めで、不快ではないケミカルが感じられます。
味は少し重さが目立ちますが、麦芽の甘さやうっすらと不快ではないケミカルなニュアンスが感じられます。
加水するとお花の様な華やかさが現れ、重さとのバランスが良くなります。
秋に比べ度数が上がったせいで華やかさよりも重さが目立つようになりましたが、加水する事でバランス良く楽しめます。
また、ウルフバーンの通常ボトルも各種ありますので当店での樽熟成前後の比較もできます。
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