トルベイグ シングルモルト入荷しました(△蒸溜所名に関し追記あり)

今回はスコットランドのクラフト蒸留所『トルベイグ』のシングルモルトを入荷しました。

トルベイグ蒸留所は、タリスカーに次ぐスカイ島では二番目の蒸留所で、スカイ島南岸にて2017年から稼働開始したクラフト蒸留所です。

今回当店では2021年に同蒸留所から最初にリリースされたシングルモルトを入荷しました。

インポーター資料によると、フルーティーでまろやかさもあるピートウイスキーを目指しスタートされ、伝統的な手法と現代的な手法を融合し造られているとの事です。


※【Torabhaig】は元々ゲール語なので英語とは発音が違い、Googleマップではトーレベイグと記述され、Google翻訳ではトラバイグと訳され、サイトによってはトルベイグと表記されていますが、本ブログでは土屋守氏著「シングルモルトスコッチ大全」による『トラベイグ』表記といたします。

※2 【Torabhaig】の日本語表記に関しウイスキーフェスティバル2023東京にて蒸留所関係者に確認したところ、オフィシャルな日本語表記は『トルベイグ』である事が確認できましたので、今後はトルベイグと表記する事とします。(2023/12/6追記)


●Torabhaig(トルベイグ) レガシーシリーズ 2017

度数:46%

原料:コンチェルト種大麦麦芽(55~60ppmピーテッド)

使用樽:ファーストフィルバーボンバレル


以下私見ですが、香りはピーティだが爽やかな柑橘も感じます。

味はアイランズらしい乾いたピートにほんのりバニラ、麦芽と後味に少し焦げたような苦味を感じ、余韻は短いです。

加水するとピートが弱まり麦芽の甘さが引き立ちますが、苦味も残ります。

総評としては最近のクラフト蒸留所らしく雑味や飲みづらさなどは無い上で、アイランズらしいピーティでしっかりめではあるもののファーストリリースらしい麦芽感も主張してきます。

重さや苦味もそれなりにあるので長期熟成されるのが楽しみです。


現在当店のクラフトスコッチ蒸留所のボトルは今回のトルベイグの他にロッホリー、クライドサイド、リンドーズ、ノックニーアン、アードナマルカン(アードナムルカン)、ラッセイ、キングスバーン、アビンジャラク、エデンミル、キルホーマン、ウルフバーンのシングルモルトウイスキーと、キングスバーン、エデンミル、ドーノッホ、クライドサイドのニューメイクがあります。

クラフト蒸留所の味に興味がある皆様は是非お試しください。