樽詰めウイスキー3品の近況報告です(2023年2月1日現在)

2月になりましたので恒例のミニ樽詰めウイスキー3品の近況をお知らせします。

ラガヴーリンとトマーティンに関しては、先月からアルコール度数も味も大きく変化していないので、追加原酒と元の樽熟成分がだいぶ馴染んだのかと思います。


●Classic of Islay (クラシック オブ アイラ)

シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はラガヴーリンです。

当店にて2018年9月27日より約52か月熟成。(2022年12月に原酒補充)

アルコール度数:約65%(2月1日現在実測値)

アルコール度数は先月から変わっていません。

香りは変わらずピーティーとスモーキーが感じられます。

味も変わらずラガヴーリンらしいしっかりさが強く感じられます。

加水するとピートに隠れていた華やさが前面に感じられます。

ストレートでも楽しめますが少量の加水で更にお楽しみいただけます。


●Highland Classic (ハイランド クラシック)

シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はトマーティンです。

当店にて2020年11月10日より約27か月熟成。(2022年12月に原酒補充)

アルコール度数:約62%(2月1日現在実測値)

アルコール度数は先月から変わっていません。

香りは変わらずシェリー樽のニュアンスが強めに感じ、奥に少しバニラがあります。

味も先月同様に追加原酒の中のシェリー樽原酒の味が強めですが、ハイランドらしい安定感を感じます。

加水するとシェリー樽のニュアンスは薄くなる代わりにトマーティンらしい華やかさが前面に出てきます。

加水前後の変化が面白いので是非途中で少量加水してみて下さい。


●WOLFBURN LANGSKIP(ウルフバーン ラングスキップ)

シングルモルトスコッチウイスキーのウルフバーンです。

当店にて2022年12月12日より約1か月半程熟成。

アルコール度数:約58%(2月1日現在実測値)

アルコール度数は先月から少し下がりました。

香りはウッディにかすかなフルーティを感じます。

味は華やかさやフルーツ感に加え若干のアルコールの刺激を感じるが、飲みづらさは無く滑らかさもあります。

(フルーティな要素は樽が以前熟成していたウシュクベの影響もあるかもしれません)

加水するとフルーツ感が強くなります。

モルティではないが若干の若さを感じますので、店内樽熟成の半年後が楽しみです。

また、ウルフバーンの通常ボトルも各種ありますので当店での樽熟成前後の比較もできます。