厚岸ブレンデッドウイスキー　【処暑】　入荷しました

厚岸蒸溜所より二十四節気シリーズ四弾となる『厚岸ブレンデッドウイスキー　処暑（しょしょ）』が８月末に発売となり、当店でも早速入荷しました！

今回のボトルは、厚岸蒸溜所にて作られたモルトウイスキー原酒を半分以上使い、スコットランドから未熟成のまま輸入し厚岸にて熟成を行ったグレーンウイスキー原酒をブレンドした物です。

当店ではハーフショットからご提供の他、過去の厚岸ブレンデッドウイスキー（雨水、ニューボーン ファウンデーション４）との飲み比べセットも用意しております。

●厚岸ブレンデッドウイスキー　処暑（しょしょ）

・熟成：モルト原酒・グレーン原酒共に厚岸蒸溜所にて３～４年

・アルコール度数：４８％

・テイスティングノート：

蒸溜所情報では、『マヌカハニー, バターファッジ, マーマレード，焚火、レモンやライムなどの柑橘様の酸味，シュガーの甘味、ホワイトペッパー, ドライソルト，シトラスビターとハニー様の甘味が続きます。』とされています。

※以下、店主の感想です

香りはマーマレードなどの甘めな後にレモンなどの柑橘が感じられ、間にスモーキーがちょっと顔を覗かせます。

味は爽やかな柑橘系の後にスパイシーが来ますが、そのスパイシーの後には甘さやシェリー樽熟成原酒の様なコクも感じられます。

全体的にピーティやスモーキーはそれほど強く感じず、香りや味にちょっとニュアンスとして感じるので、邪魔にはなっていません。

加水すると香りは少しだけ大人しくなりますが、味はちょっとスパイシーの後にバランス良い爽やかな甘さと酸味が強く感じられます。

トワイスアップにしても同様にバランス良い酸味・甘味・辛味とコクが味わえます。

ロックでも味と香りがしっかり感じられ、塩味と辛味の後に甘さと柑橘やコクが十分味わえる上に、苦味などのオフフレーバーが出ないのでバランスの良さがここでも伺えます。

同じブレンデッドでも以前発売された雨水はしっかりとした半面やや重めに感じられる印象があったので個人的には爽やかで重すぎないブレンデッドを期待していたのですが、今回の処暑は期待通り爽やかさも感じさせる上に様々なニュアンスを感じられる良く出来た一本だと感じました。

※処暑とは暦の二十四節気の中で立秋の前、暑さが峠を越えて後退し始めるころ（今年は８月２３日）を表します。

厚岸蒸溜所では年に３～４種類のボトルをリリースする予定となっており、その都度二十四節気の名称を付けていくとの事です。