樽詰めウイスキー3品の近況報告です(2024年10月1日現在)

10月になりましたので恒例のミニ樽詰めウイスキー3品の近況をお知らせします。

先月中旬より店内で暖房を使い始めた為、アルコール度数が上がり始めた結果アルコールの刺激が邪魔をする様になってきました。

ただ、いずれも少し加水する事で本来持っている様々な味を楽しめます。


また、3樽共に今年は例年よりちょっと早めの10月中に原酒を補充する予定ですので、熟成感を楽しみたいお客様は早目にお試しください。


●Classic of Islay (クラシック オブ アイラ)

シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はラガヴーリンと言われています。

当店にて2018年9月27日より約72か月熟成。(2023年11月に原酒補充)

アルコール度数:約65%(10月1日現在実測値)

先月より結構度数が上がりました。

香りはヨード感があるピーティがしっかり感じられます。

味はピーティで奥にフルーティも感じられますが、度数が上がりアルコールの刺激に邪魔されがちです。

加水すると華やかさとフルーティが感じやすくなります。


●Highland Classic (ハイランド クラシック)

シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はトマーティンです。

当店にて2020年11月10日より約47か月熟成。(2023年11月に原酒補充)

アルコール度数:約62%(10月1日現在実測値)

こちらも先月より度数が上がりました。

香りはシェリー樽由来のベリー系やダークチョコレートっぽさが強く、華やかさや甘さもあります。

味は変わらずシェリー樽系のニュアンスが強いですが濃厚すぎず華やかです。ただ、こちらも繊細な味はアルコールの刺激に邪魔されがちです。

加水するとトマーティンらしいバランスの良さと華やかな美味しさが、より楽しめます。


●WOLFBURN(ウルフバーン)

シングルモルトスコッチウイスキーのウルフバーンです。

当店にて2022年12月12日より約22か月熟成。

アルコール度数:約62%(10月1日現在実測値)

こちらも先月より度数が上がりました。

香りは重めなフローラルが強いです。

味はウルフバーンらしいしっかりとした味にフローラルが強く、若干重めな樽感が出てきました。こちらも繊細な味はアルコールの刺激に邪魔されがちです。

加水すると華やかさが強くなりフローラルに加えフルーティも感じました。

また、ウルフバーンの通常ボトルも各種ありますので当店での樽熟成前後の比較もできます。