スコッチのシングルモルト(ボトラーズ)3本 入荷しました

いつもはオフィシャルボトルばかり仕入れている当店ですが、今回は珍しくボトラーズ物のシングルモルトスコッチを3本入荷しました。


トーモアはボトラーズらしくモスカテルフィニッシュで、しかも基本熟成はEXアイラカスクと珍しさたっぷりの一本です。

オスロスクはオフィシャルボトルのリリースが少なく、ボトラーズ物の方が充実しているので今回仕入れてみました。

ロングモーンは店主が好みの一杯で、こちらもオフィシャルボトルが少ないのでボトラーズ物を仕入れてみました。


●TORMORE(トーモア) 2011年(COOPER’S CHOICE)

度数:55%

熟成:EXアイラカスク熟成後モスカテルカスクにてフィニッシュ(計7年以上)

ボトリング:ザ・ビンテージモルト/COOPER’S CHOICE

リリース元情報:フェノール、ヨード、ピート香が広がる。甘口でクリーミー、スモークを感じる。スムースで心地よい。塩っぽさが残る。


以下私見ですが、香りは予想以上にピートを感じますが、味はピートよりスモーキーを感じながらもモスカテルシェリー樽特有のマスカット味が顔を覗かせます。

雑味やオフフレーバーを感じさせないのはトーモアらしいところですね。

加水するとスモーキーがおとなしくなりモスカテル樽のニュアンスが感じやすくなるので少しだけ加水しながら楽しまれるのがおススメです。


●AUCHROISK(オスロスク)2009年(CLAN DENNY)

度数:62.5%

熟成:リフィルホグスヘッドにて10年

ボトリング:ダグラス マックギボン/CLAN DENNY

リリース元情報:のし梅、レーズン、バニラの甘い香り。ミディアムボディでなめらか。麦芽の甘さが広がる。穏やかでほのかにピートを感じる。


以下私見ですが、梅の様な酸味と後味のほのかなピートがオフィシャルボトルでは感じられない面白さがあります。

加水すると梅の中から別のフルーティが出てきます。

是非ともUD花と動物シリーズのボトルと比べてながら飲んでみて下さい。


●LONGMORN(ロングモーン)2010年(HART BROTHERS)

度数:53.5%

熟成:9年

ボトリング:HART BROTHERS

リリース元情報:爽やかな洋梨、レモンキャンディ、フルーティな甘い香り。シリアル、ドライフルーツ、飽きの来ない甘さが続く。クリーミーでトフィーの甘さとほのかにスパイスを感じる。


以下私見ですが、ロングモーンらしいフルーティと複雑さに加え甘さの後に辛さが来る変化が楽しめます。

加水すると全体的に弱くなる印象ですが、ロックにしても味はしっかり感じられます。

バーボン樽と思われ、変に樽のニュアンスが付いておらずロングモーンの良さが生かされている一杯です。