ウイスキー文化研究所リリースボトル5本入荷しました
ウイスキー文化研究所リリースの一般販売ボトル2本と、ウイスキー検定合格者限定ボトル2本、ジャパニーズウイスキーの日記念ボトル1本の、計5本を入荷しました。
今回の5本はグラバーコレクションラベルの第4~8弾となります。
(現在のところ1~2弾は未リリースの筈です)
●Wardhead(ウオードヘッド) 1997年
グレンフィディックのティースプーンモルトです。
蒸留:1997年
瓶詰:2020年
熟成:ホグスヘッドにて22年熟成
度数:54.5%
ラベル図柄:グラバー魚譜第5弾 キダイ
リリース元情報:
アロマはフルーティーでスイート。しっかりとした熟成感。ネーブルオレンジ、完熟メロン、バニラビーンズ。濃厚で旨みがあり、コンテンツが凝縮されている。
フレーバーはスイートで甘・辛・酸のバランスが取れている。深みがあり、心地よい。後味はかすかにスパイシー。複雑で魅惑的なフレーバーに仕上がっている。
総合評価はオフィシャルにはない深みと、フレッシュさ、個性を感じさせる。通好みの佳酒。ストレートか、ごく少量の加水で。
店主私見:
フルーティで熟成感のある香りに期待を煽られ、飲んでみるとフルーティだけではなくバニラをはじめ多くのコンテンツを感じる深さがあります。
少量加水すると一転、フレッシュなフルーツが前面に出てストレートでは感じられなかったフレーバーが一気に顔を出しますが、加水し過ぎると平坦になるので少量の加水がおススメです。
前回ウイスキー文化研究所からリリースされたウオードヘッドとはまた違う個性を感じられ、改めてグレンフィディック蒸留所が持つポテンシャルの深さに恐れ入ります。
●Aultmore(オルトモア) 2010年
スペイサイドのシングルモルトです。
蒸留:2010年
瓶詰:2020年
熟成:ホグスヘッドにて9年熟成
度数:50.0%
ラベル図柄:グラバー魚譜第6弾 ツノダシ
リリース元情報:
アロマはシトラスフルーツ、リンゴ、洋ナシ、アップルパイ。穏やかだがバランスが秀逸。焼き立てのパン、バニラ、メープル。加水でよりソフト、クリーミーに。
フレーバーはスイートでスムーズ。フレッシュ。ライトタイプだが、スペイサイドの良さが満喫できる 。心地よい。
総合評価は新緑の中で日光浴をしているかのよう。高原の春、日だまりのウイスキー。できればストレートで、ゆっくりと。
店主私見:
フレッシュで洋ナシや青リンゴの様な香り、一杯飲むとバニラの後に青リンゴを感じ良い意味で重さを感じさせません。
加水すると香りはちょっとぼやけてしまい、味もそれほど開かないのでストレートがおススメです。
●Tormore (トーモア) 2011年
ウイスキー検定合格者限定ボトルとしてリリースされたスペイサイドのシングルモルトで、トーモアには珍しいピーテッドタイプです。
蒸留:2011年
瓶詰:2020年
熟成:バーボンバレルにて9年熟成
度数:61.9%
ラベル図柄:グラバー魚譜第7弾 タイワンガザミ
リリース元情報:
アロマはスイートかつフローラル。ハリエニシダ、バタースコッチ、ハープ。ピーティーでスモーキー。どことなく焼きイモ…。
フレーバーはライトだがスモーキーでピーティー。かすかにオイリーで、独特のコクがある。加水でスイートでスムーズに。
総合評価はトーモアとしては珍しいピートタイプ。ボディは軽いが、独特の個性がクセになる。バーベキューや焚き火のお供に。ソロキャンプにもおすすめ。山の水で割って飲みたい。
店主私見:
トーモアとは思えないピーティな中にもちょっとした甘さを感じる香りと、ライトな中にもトーモアらしい硬さとバーボン樽らしい後味が面白いです。
少量加水するとピートと麦芽の甘さが強く感じられるようになりますが、加水を続けるとピートとフルーツがバランス良く感じられるのも面白いです。
●Campbeltown Blended Malt(キャンベルタウン ブレンデッド モルト) 2015年
ウイスキー検定合格者限定ボトルとしてリリースされた、キャンベルタウンモルトをブレンドした珍しい1本です。
何と何をブレンドしたかは、多分・・・店主にお尋ね下さい。
蒸留:2015年
瓶詰:2019年
熟成:ホグスヘッドにて4年熟成
度数:58.5%
ラベル図柄:グラバー魚譜第8弾 マダラ
リリース元情報:
アロマはしっかりとした樽香があり、リッチでディープ、複雑。麦芽糖、蜂蜜。かすかなピート、海苔のつくだ煮。ヨードと塩味。
フレーバーは熟成4年と若いが、しっかりとしていて、バランスも悪くない。スイートかつスパイシーで、パワフル。後口はウッディで、徐々に塩味が。
総合評価はキャンベルタウンの特徴である塩味(ブリニー)と、かすかにピートが効いている。非常に複雑で力強い。少量の加水か、ハイボールもおすすめ。
店主私見:
キャンベルタウンらしい独特のお花の様な香りを感じさせ、4年熟成の割に未熟感やモルティな感じが薄く後味の塩味などしっかりとキャンベルタウンモルトになっています。
少量の加水でウッディさやバニラのニュアンスが強く出てきます。
●秩父 2014年
ジャパニーズウイスキーの日記念ボトルとしてリリースされた秩父蒸溜所のシングルカスクです。
蒸留:2014年
瓶詰:2021年
熟成:バーボンバレルにて6年熟成
度数:63%
ラベル図柄:グラバー魚譜第4弾 トゲカナガシラ
リリース元情報:無し
店主私見:
バーボン樽らしいバニラの風味と、アルコールの刺激を伴うピリッと辛めでドライな味の中にも秩父らしさとシトラスやモルティを感じます。
数滴加水すると柑橘系などの味が出てきて、より多くの味を楽しむことが出来ます。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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