フィンランド産ウイスキーと国産アブサン入荷しました

今回は珍しいフィンランド産のライモルトウイスキーと、国産アブサンの2本を入荷しました。


●KYRO MALT RYE WHISKY(キュロ モルト ライ ウイスキー) オロロソ

原料:フィンランド産ライ麦の麦芽

熟成:ニューアメリカンオーク樽、バーボン樽、オロロソシェリー樽

度数:47.2%

リリース元情報:

香りはナッツ、ドライフルーツとキャラメル。味は甘いライ麦パン、ハチミツやレーズン、ナッツ。ペパリーなフィニッシュ。


店主私見:

香りはキュロ独特なライの香りに少し華やかなシェリー樽のニュアンスがあります。

味は独特な穀物感はあるが飲みづらさは薄くスパイシーもあります。シェリー樽の重さが加わりスタンダードな物に比べバランスが良くなったと感じます。

加水するとシェリー樽のニュアンスが強くなり苦味も出てきます。

シェリー樽フィニッシュにより加わった味で独特な穀物感がやわらぎ、バランスが良くなったと思います。


キュロはジンも作っており、その味は柔らかくジントニックにするとおいしいとご好評をいただいております。

元々フィンランドで良くとれるライ麦を使ったウイスキーを造りたいと始めた蒸溜所で、ジンのベーススピリッツもライ麦を原料としたスピリッツです。


●赤屋根製造所 アブサン クスシキ 2022

度数:55度

ボタニカル:山椒・生姜・よもぎ・にがよもぎ・スターアニス・昆布・桜・梅・フェンネル・黒胡麻・桜島小みかんを中心に計45種類


店主私見:

香り・味共にニガヨモギたっぷりでアブサンらしいが、特に山椒などの他のボタニカルもしっかりと感じます。

加水するとニガヨモギが薄くなり山椒が前面に出てきます。

従来ウイスキー文化研究所がリリースしたAKAYANEアブサンは当店にもありますが「ニガヨモギを使ったジン」といった印象でした。

それに対し今回の物はよりニガヨモギのフレーバーが強くアブサンらしい造りでした。

山椒の主張も強く、特に加水やソーダ割りにすると山椒が前面に出てくるので「和アブサン」といったイメージです