樽詰めウイスキー3品の近況報告です(2023年1月3日現在)

皆様、明けましておめでとうございます。

1月になりましたので恒例のミニ樽詰めウイスキー3品の近況をお知らせします。

ウルフバーンはまだ当店での熟成を始めて半月程度なのですが、確実に変化を感じられます。


●Classic of Islay (クラシック オブ アイラ)

シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はラガヴーリンです。

当店にて2018年9月27日より約51か月熟成。(2022年12月に原酒補充)

アルコール度数:約65%(1月3日現在実測値)

アルコール度数は先月から変わっていません。

香りは乾いたピーティーとスモーキーが感じられます。

味は元々樽内で熟成されたラガヴーリンらしいしっかりさに、補充した追加原酒の若さが華やかさとして加わった印象です。

加水すると華やさが前面に感じられます。

追加原酒が良い具合に華やかさになっており、ストレートでも楽しめますが少量の加水で更にお楽しみいただけます。


●Highland Classic (ハイランド クラシック)

シングルモルトスコッチウイスキーで、中身はトマーティンです。

当店にて2020年11月10日より約26か月熟成。

アルコール度数:約62%(1月3日現在実測値)

アルコール度数は先月から変わっていません。

香りは濃厚なシェリー樽のニュアンスと若干の渋さを感じます。

味は追加原酒の中のシェリー樽原酒の味が強く感じ、若いトゲは少ないので元々樽の中で熟成されていた物と追加原酒がだんだん馴染んできています。

加水するとシェリー樽のニュアンスは薄くなるが代わりにバーボン樽のニュアンスが前面に出てきます。

追加原酒の中のシェリー樽原酒が強めに主張しているのは今だけの味かもしれません。

(熟成が進むと原酒同士が馴染み特定の味の主張が弱くなると思われます)

加水前後の変化が面白いので是非途中で少量加水してみて下さい。


●WOLFBURN LANGSKIP(ウルフバーン ラングスキップ)

シングルモルトスコッチウイスキーのウルフバーンです。

当店にて2022年12月12日より約半月程熟成。

アルコール度数:約60%(1月3日現在実測値)

アルコール度数はボトルの物より少し上がりました。

香りはフルーティもありながら、少し若いアルコールも感じます。

味は樽熟成開始前よりも明らかに柔らかくなっており、少しフルーツ感に加えハイランドモルトらしい重さもあります。

フルーティな要素は樽が以前熟成していたウシュクベの影響もあるかもしれません。

加水すると若い重さを更に感じますが、熟成が進むと味の厚みに変化しそうな予感です。

しばらく置くと奥にベリー系の香りが感じられます。

モルティではないが若干の若さを感じますので、店内樽熟成の半年後が楽しみです。

また、ウルフバーンの通常ボトルも各種ありますので当店での樽熟成前後の比較もできます。